授乳中の皆さん、断乳いつするか・どうやってするか問題って悩ましいですよね。数日間は地獄のように泣くという噂を聞くと、なかなか始める覚悟が決まらない方も多いと思います。
我が家も泣かれるのが嫌でグダグダ先延ばしにしていたんですが、1歳10か月で突然思い立って断乳を決意。テーピングテープを使ったある方法を試したところ、ほぼ泣かずにあっさり断乳成功!
3日目からは夜通し寝るようになり感動しました。我が家が成功した方法を紹介していきたいと思います。
ここで紹介する方法は、あくまで「我が家はこうしたら上手くいったよ」という一例です。もちろん全てのお子さんに通用する訳ではないので、様子を見て無理そうだった場合は他の方法も取り入れてみて下さいね。
テープの使い方
テーピングテープをどう使うかというと、
ずばり、【乳首に貼る】です。
よく「絆創膏で隠す」というやり方がありますが、一般的なサイズの絆創膏だと授乳中の巨大化した乳首にはちょっとピタピタすぎたんですよね。大きめの物を100均に探しに行ったら6枚入りしか売っていなくて、3回しか使えないと考えるとコスパが悪いなぁと…。
その時横にあったテーピングテープを見て、これだ!と思いました。
そのままだと長いので使いやすい大きさに切って使います。私が使ったセリアの物は110cm入りだったので、1枚5cm程度に切るとすると約11回分になります。
※絆創膏と違って全体が粘着面になっているので、肌が弱かったり痛みが心配な方はコットンなどをはさんで貼って下さいね。(漏れた母乳を吸う役割にもなります。)もしそれでも肌が荒れてしまったら、すぐに使用を中止して下さい。
まずは声かけ
断乳する日を決めたら、まずは子供に「あと何日で授乳は終わり」と毎日声かけしていきましょう。
なるべくその子にとって意味を理解しやすい言葉を選ぶのがポイント。少し大きい子なら、カレンダーに印を付けて一緒に確認していくのも良いと思います。
本当は2週間くらいかけて言い聞かせをする方がいいようなんですが、無計画な我が家はやると決めたのが3日前。
息子は授乳の事を「ちゅちゅ」と呼んでいたので、「もうすぐちゅちゅバイバイしようか?」とダメ元で聞いてみたら「うん」と返事をしたので、「明日の夜で最後にしようね」「あと3回でちゅちゅ無くなっちゃうよ」と授乳の度に話しかけながら徐々にカウントダウンしていきました。
授乳時間を少しづつ減らす
断乳日が近付いてきたら「寝るまで飲ませる」「満足するまで飲ませる」のをやめて、授乳量を徐々に減らしていきましょう。もうすぐ無くなるということを印象付けます。
我が家は片側3分ずつ飲んだらおしまいというルールにしましたが、いきなり離すのではなく「あと1分だよ」などこまめに声かけしながら飲ませたら意外とすんなり納得していました。
切ったテープに絵を描く

切ったテープに、マジックでお子さんが喜ぶイラストを描いておきましょう。泣いた時に気が紛れる可能性を上げます。
私は息子の好きなアンパンマンを色んな表情で描いてみました。
最後の授乳
いよいよ断乳当日。
いざ終わりと思うと切ないですよね…。断乳が完了すればこの景色を二度と見ることは無いので、飲んでいる姿を写真や動画に残すのがおすすめです。
最後は好きなだけ飲ませるつもりだったんですが、数日かけて量を減らしてきた効果か、10分もしないうちに満足した様子が見られました。
「これでちゅちゅおしまいね、今からアンパンマンになっちゃうからバイバイだよ。」と言うとバイバ〜イと軽く手を振って、全く執着なし。(それはそれで寂しい)
最後の授乳が終わったら、胸にテープを貼った姿を見せて、もう飲めないことをアピールしておきましょう。
それからは授乳を求められる度に、「◯◯になっちゃったからもう無いよ」とテープを貼った状態の胸を見せます。
無理やり飲もうとしても吸えないので最初は泣きますが、心を鬼にして言い聞かせを続けて下さい。
一度始めた断乳を途中でやめると、「泣き続ければもらえる」と覚えてしまうので次に挑戦する時の難易度が更に上がってしまいます。
こまめに貼り替える
最初の数日は夜中にも起きて授乳を求めることがあると思いますが、絶対に貼りっぱなしにはしないで下さい。
面倒でも【寝かしつけが終わったらはがす→次の時に新しいものを貼る】を守り、清潔に保ちましょう。
私はリビングと枕元に新しいものを数枚ずつ置いておき、子供が泣いたらこっそり貼るというスタイルにしていました。
しばらくはお風呂でも
お風呂の時に乳首が見えてしまうと、隙をついて飲まれてしまうことがあるそうです。そこまでの苦労が水の泡になるのは勿体ない…。
飲みたがる様子が完全になくなるまでは、一緒にお風呂に入るときもテープを貼っておくのがいいと思います。
断乳開始から完了までの様子
初日
最後の授乳後、アンパンマンの絵でテンション上がりすぎて何回も見たがってしまいなかなか寝ない。
1回だけ夜中に起きて号泣したけど10分で落ち着いて、次は朝まで寝た!
2日目
布団に行く前に「アンパンマンになったからね」と見せたら納得した様子だったのに、いざ寝ようとしたら当たり前のように授乳を求める。
アンパンマンを見せたら「ごわいー‼アンマンマンないなぁぁぁい‼ぢゅーぢゅ‼あーー‼ごわいいいー‼」の繰り返しで、パニックになって号泣。見てるのも可哀想だったけど、意外と10分で落ち着いてトントンで寝る。
夜中に起きて少し泣いたけど、まさかの何もしないで腕枕で寝た。
3日目
既に昼も夜も、授乳を求めることすら1回もしなくなってる。
夜寝る前も「ねんねー。ちゅちゅ…アンマンマン」と、途中で思い出して言い直したことにびっくり。何回もしつこく服をめくって、アンパンマンの顔部分(つまり乳首)を力任せに掴んでくるから激痛との戦い。寝かしつけに時間がかかって22時過ぎることもあり、自分の時間が取れないことにイライラしがち。
でもなんと、この日から毎日朝まで寝るようになりました!
1週間後
寝る前の自分なりのルーティーン(お茶を飲む・ママの耳を触る・決まった歌をメドレーで歌う・枕カバーをつまむ)を作っていて、その流れをしたら添い寝だけで10分で寝るように!
テープを貼らずにお風呂に入っても飲みたがる様子は全く無く、断乳は完了しました。
さいごに
断乳=夜通し泣き叫ぶものというイメージが強くて先延ばしにしていましたが、いざ挑戦したら拍子抜けするほどあっさり完了した我が家。
たまたまこのやり方がめちゃくちゃ合っていたのかもしれないし、実は母乳なんかとっくに必要なくなっていただけかもしれません。本当のところはわかりませんが…今から断乳を考えている皆さんも、良ければ1つの方法として試してみて下さいね。