まだまだ赤ちゃんだった1歳半健診と比べ、おしゃべりや出来ることが増えた分、検査項目も一気に多くなる3歳児健診。
わが子の成長は嬉しいけれど、周りから検査が色々あって大変だったなんて噂を聞くと、「うちの子は大丈夫かな?」「何か引っかからないかな?」と心配になりますよね。
我が家の息子は名古屋市で3歳児健診を受けてきましたので、
- 流れや所要時間
- 持ち物
- 家で事前にする検査
- 子供に聞かれること
などなど…気になる情報を詳しくお伝えしていこうと思います。

しっかり対策して乗り切りましょう!
手紙が来るのはいつごろ?
名古屋市のHPによると、案内が来るのは「健診予定日の前の月の下旬ごろ」だそうです。
自治体によっては3歳半頃に受けることも多いみたいですが、私の区では誕生日の直後に案内が届き、3歳0ヶ月のうちに健診でした。
ポストに入る「広報なごや」に健診のお知らせが書いてあるので、毎月チェックしていると大体の日にちは事前に予測できますよ。
受付時間と所要時間
私のときは、第1子→13:30〜14:00、2人目以降→13:00〜13:30と受付時間が決まっていました。
息子は一人目なので13:30にすぐ行ったんですが、会場はも〜びっくりするくらい激混み。受付票を出すのにまず行列で、グズりだす子も多く大変でした。
前半の人が終わって帰り始める14時頃に行ったほうが良かったかなぁなんて思いましたが、こればっかりは運とタイミングですね…。
私の時は、かかった時間は2時間ほどでした。
これもその日の人数や周りの子の進行状況にもよるのでタイミング次第ですが、早くて1時間〜長くて3時間ほどかかるようです。
当日の持ち物
- 3歳時健康診査票
- アレルギーに関する質問票
- 視力と聴力検査の結果表
- 母子手帳
- 筆記用具
- 尿を入れた容器(家で採取していく場合)
- 歯ブラシとタオル(フッ素塗布の希望者のみ)
手紙には書いていませんでしたが、内科検診ではパンツだけになるので、着替えやすい服装がおすすめです。
3歳児健診の流れ

全体的な流れは、1歳半健診の時と大きく変わりません。
混み具合によって順番は変わることもありますが、ここに書いてある検査項目が全部済んで母子手帳を返してもらったら終了となります。

ここからは各検査のことを紹介していきます!
視力と聴力は事前に家で!

3歳児健診では視力検査と聴力検査がありますが、これは健診前に自分で検査して結果用紙を持って行くというものなので、忘れないように注意です!
案内の手紙と一緒にそれぞれの検査の説明書と、検査に使う絵のシート、結果を書き込む紙がセットで入っています。
3歳の誕生日直後で、まだ難しい話が完璧に通じるわけもない時期。
まずやり方を説明するのも大変だし、視力検査なんて走り回りながら「あっち↑あっち←あっち〜ぃ→っっ!」とか言ってふざけてばっかりで、真面目にやる気にさせるのが無理…。
我が家は最終的にばぁばを召喚して遊びの延長でやってもらったら、一瞬で済んで逆にびっくりでした。

ちょっと年上の家族やお友達と一緒にやってもらうのもいいかもしれませんね。
尿検査はどうやるの?
受付で紙コップを渡されるので、健診の間の好きなタイミングでトイレに行って尿を取ります。
提出場所に持っていくとその場で検査をしてすぐに結果が出るので、結果用紙を受付に出します。
うちはトイレのタイミングが合うか心配だったので、一応家で取ったものを持っていきました。持って行く場合は容器の中身を紙コップに移すだけでOKです。
容器は100均にあるお弁当用の「タレびん」や、旅行用の化粧水入れがおすすめ。(必ず未使用で清潔なものね!)
ちなみに聞いた話ですが、もし当日どうしても無理だった場合は「じゃあ後日持ってきてくださいね」になるらしいです。スルーできないのは厳しめですね。
眼科屈折検査って何?
薄暗い部屋に1組ずつ入り、子供を膝の上に乗せて座ります。
少し離れたところにあるカメラのような機械をしばらく見て、1分ほどで終わりました。
待ち時間に別のスタッフが次の子に向けて「こういうことするんだよ」と説明してくれたので大丈夫でしたが、部屋が暗いので怖がる子もいるかも?
怖くないし痛くないことをしっかり教えてあげましょう!
保健師の問診は何を聞かれる?
親が聞かれること
親との話は事前に書いていった質問票をもとに、普段の生活全般で気になることや心配なことを少し話します。
詳しい相談はまた後で別のブースでできるので、大きな問題が無ければここはサラッと流していく感じかも。
子供が聞かれること
ここが最大の難関!!というか、1番心配なところですよね。
私の区では、子供に聞かれたことは名前・年齢・色・その他ちょっとした質問でした。
名前はなるべくフルネームで言えるように練習していきましょう。
下の名前だけ答えたりすると「なに、〇〇ちゃんかな?」と(割としつこく)再質問されます。
年齢に関しては聞く人によって「ぼくは何歳?」とか「〇〇ちゃんはいくつになった?」とか色んなニュアンスがあるので、息子には質問の意味がわからないことが多くて困ります…。
意味がわかってからも「2さーい」とか「4ちゃい!」とか言ってふざけてましたが、正解じゃなくても年齢を答えているのでOKと判定されました。
色は赤・黄・青・緑の4色を全て理解しているかの確認です。
他には「今日はパパは何してるの?」(お仕事行ってると言わせたい)や、「今日は何で来た?」(交通手段を言わせたい)などの、けっこう抽象的な質問も何個かありました。
こういう質問は本人がその場で考えて答えることが求められるので、名前と違って練習が難しいですよね…。
息子は人見知りもあってモジモジするだけで、見てるこっちはヒヤヒヤです。
答えられずにいると「車?電車?それとも歩いてきた?」というフォローがあり、それに対して息子が「自転車」と答えると、保健師さんから私に「合ってる?」とアイコンタクトされたので「うんうん」と無言でうなずきあって何とかクリアしました。
歯科検診とフッ素塗布
歯医者と同じようなベッドに、子供1人で横になって診察しました。
いつもより丁寧に歯磨きしていったんですがうちの時の先生は厳しめで、
「お母さんここ!汚れ残ってるのわかります!?こういう所から虫歯になるんだからね?歯ブラシで取り切れないならフロスとか使って下さい!」
とがっつり怒られてしまいました。が・・・ここ!と言われて近くで見ても、どれのこと言ってんだか正直わからなかったよね。
フロスを使って血が出ても怖いし、本当にそこまで必要なのかは謎です…。
希望者のみ720円でフッ素を塗ってもらえますが、名古屋市は医療費無料なので歯医者さんでやってもらう方が個人的にはいいかなと思います。
内科検診は下着のみ
ここでは身長・体重・内科医の診察を一度に行います。
部屋に入ると服と靴下をすべて脱ぐように言われて、パンツ1枚だけのスタイル。
不審な怪我やアザが無いかのチェックも兼ねてるんだろうなとは思うんですが、男女の区別なく数人ずつ呼ばれる感じだったのがちょっと気になりました。
3歳過ぎたら、特に女の子は知らない子の前で脱ぐのって抵抗がある子も居るんじゃないかな?
待ち時間はタオルで隠してもいいとか、そういう配慮があってもいいんじゃないかなと思ったりしました。
栄養相談・保健相談
最初の予診のときに話した気になることを、別室で改めて相談できます。
ずーっと話している人もいれば、全く問題なければ無しで終わることも。
私は日常のこと(というかイヤイヤ期の愚痴)を色々話して「それは大変よ〜お母さん疲れるでしょ」と同情してもらえましたが、特に解決策もアドバイスもないまま終わってちょっとモヤっ。笑
とはいえ普段はなかなか専門家と話せる機会って少ないので、普段気になっているちょっとしたことを話してみるとスッキリするかもしれません。
もっと話したいことがあれば専用の相談窓口や、発達の悩みを持つ親同士の集まりを紹介してもらえることもありますよ。
これから3歳児健診を迎えるママさんは、検査が一気に増えて大変な部分もありますが、お子さんの成長を一緒に確認できる大切な機会です。リラックスして、乗り切っていきましょう!