先日我が家は、2歳息子を連れて初のディズニーランドに旅行してきました!
夫婦は元々ディズニーに興味がないタイプなんですが、息子は周りの友達やYouTubeの影響でいつの間にか大好きになっていたんです。
そうなると自分も好きになっちゃうのが親という生き物ですよね…。
行くと決めてからは事前にガイドブックや動画を見て、家族でお勉強。息子は「これ食べる」「これ行く」「これは怖いから乗らない」などと2歳なりに希望を伝えてくれていて、それが明らかに無理のないプランだったので、かなり余裕をもって楽しめるだろうと思っていたんですが。
結果は全然楽しめませんでした!!!
もうね、全体的に大失敗。
思い出話をおしゃべりするのが大好きな息子が、帰ってから3日たっても一切話題にも出さなければ、写真を見返そうともしなかったんです。期待していた分、ショックがすごかったんでしょうね。
その姿を見ると私も悲しくなってしまい、ああすればよかった、こうしたらよかったと反省の連続。もはや我が家の触れてはいけない黒歴史となっています…。
今回は何故楽しめなかったのか、理由をまとめてみました。

これから子連れでディズニーデビューを考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです!
行った日と滞在時間
- 9月中旬の金曜日
- 3連休前日
- 31度 晴れ
- 9:30~19:00 9時間半滞在
- 2歳半息子 + 30代夫婦の3人
夏休み終わりからハロウィンが始まる前の何もない平日。
シーの新エリアの影響もあってランドの方はかなり空いている日が続いていたんですが、この日は普通にそこそこ混んでいました。
そして、かなりの猛暑でした…
実際乗れたもの
- ウエスタンリバー鉄道
- プーさんのハニーハント(プライオリティパス)
- 蒸気船マークトウェイン号
- キャッスルカルーセル
- オムニバス
ハニーハント以外は「行けば乗れる」という感じの、基本的に混まないものが中心だったので、待ち時間はそれぞれ5~10分前後で全部合計しても30分ちょっと。
ショーを見たりレストランに入ったりはしていないのにもかかわらず、9時間半も居てこれだけでした。少ない…
1日の流れ
9:30 インパ
エントランスでミッキー達がグリーティングしてたけど、急いで駆け寄った瞬間終了(悲)
10:15 ベイマックスのパレードでいきなりずぶ濡れになる
10:30 ミッキーワッフルとチュロスを食べる
11:30 ウエスタンリバー鉄道
暑さにやられ「おうち帰りたい」しか言わなくなる
12:00 びしょ濡れトゥーンタウンで1時間水浴び
ベビーセンターで着替え拒否して発狂
15:00 ベイマックスで再びびしょ濡れ
眠くて機嫌が悪いのに寝なくて何も出来ない空白の時間
19:00 パレードは諦めてホテルへ
19:30 電車で寝落ち

よく見るとほぼ水に濡れてるだけの1日!笑
午前中は本当にこれだけで終わったんですが、息子は既に気に入らないことが多かったようで「もう帰る」を連呼。空気が凍りつきました。
でもチケット代だけでいくらかかってるのよって話で、さすがにこれでは帰れないじゃないですか…!
この時点で息子にとって、「夢のディズニーランド」が「大人の都合で連れ回される嫌な場所」に変わってしまったんですよね。
午後は眠いのに寝たがらず、グダグダして何も出来なかった空白の時間がかなり多いです。
着替えを嫌がって暴れたり、炎天下の路上に座りたがって揉めたり、…とにかく無駄な時間が多く皆がイライラしがち。
夕方少し涼しくなってからちょこちょこ乗り物に乗りましたが、それでも頑なに寝なかったので夜のパレードは諦めました。
失敗したこと
寝坊でプライオリティパスの取得が遅れた
まず夫は7:30に出発を目標にすると言っていたんですが、7:15までいびきかいて寝てました。笑
おい!と叩き起こそすべきか迷いつつ、息子もまだ寝てたからとりあえず放置。まぁ多分今日も空いてるから大丈夫だろうとゆっくり準備して、ホテルを出たのは結局9時でした。
予想外の人の多さにビビりつつ、入ってすぐにハニーハントのパスを取得したんですが、その時点で予約時間は14:55-15:55。もう他のパスは取れないのが確定したようなものですよね。
かろうじてハニーハントは乗れたんですが、ちょうど息子が1番眠い時間に当たってしまったので終始真顔で、無理やり乗せたような可哀想な感じになってしまいました。
迷わず夫を起こして開園時間に入り、朝一から効率的に回るべきでした。
シャトルバスを予約しなかった
今回は元々東京旅行の予定で宿も予約した後で、直前になってディズニーも行こうと決めた形でした。
ホテルからディズニーは普通に電車で行ける距離だったので気にもしていなかったんですが、実はそこはグッドネイバーホテルで往復シャトルバスがあったんですよね。
それに気付いたのが前日の夜、既にバスの予約の締め切り時間を過ぎてからでした。バスで行けばもっと楽に体力を温存しつつ行けたのに、知らなかったせいで無駄に朝から疲れてしまいました。

暑さ対策が甘かった
ディズニーは実際の気温よりずっと体感温度が高くなるというのは情報として知っていたんです。
とはいえ舞浜の予報は最高31度だったので、「秋なのにまだまだ暑いね~」くらいのものを想像していたんです。ええ、まぁ舐めてましたよね。
実際は体感38度、シャレにならないレベルの猛暑。もう本当に、真夏の炎天下です。
普段は夏場に出かける時は保冷剤入りのリュックだったり凍らせたペットボトルを持っていき、外は長時間歩かないようにしているんですが、今回のホテルには冷凍室が無くて用意できなかったんです。
コンビニにももう冷凍の物は売っていなかったので、暑さ対策は日傘と扇風機のみ。
これだけでは当然、どうにもなりませんでした。
大人だけなら適当に目についたアトラクションやショップに入って涼みながら移動すればいいんですが、息子はよくわからない建物には「行かない!!!」と入り口でキレて騒いでしまって入れなかったので、ひたすら外を歩いて移動するしかなかったんです。
結果、暑さでぐったりして更に機嫌が悪くなり、乗りたがっていた物すら「行かない!!」とキレだして何もできなくなる負のループ…
今回はびしょ濡れが1番の目的だったので大量の着替えなどが入った荷物を持っていて、更にイヤイヤの息子を抱えながら日傘を持って外を歩くというのは大人も限界でした。
夏場はスーパー経由で保冷剤を買えるルートを組むか、気軽に戻れる場所のホテルを予約するしかないのかなぁと思いました。高いけど…(どこでも付いてきてくれる大人しいお子さんなら、こまめに涼めるので問題ないかと思いますが)
夏のお出かけに欠かせないハンディ扇風機は、冷却プレート付き+電池残量表示ありのタイプがおすすめです!
アプリの待ち時間を信じなかった
息子が1番食べたがっていたミッキーの顔のワッフルはかなり混むとの噂だったので、入って1番に向かいました。外の列は数人だったのでとりあえず並び始めたんですが、しばらくしてから夫が「ねぇ…今アプリでここ60-75分になってるけど、嘘だよね…?」と恐ろしいことを。
さすがに大丈夫でしょ!と言って並び続けたんですが、やっと店に入ってからも折り返してめっちゃ人いたんです。結局受け取るまで50分かかりました。
行きたい店はこまめにアプリをチェックして空いたタイミングを狙って行くべきだったんですが、予測不能の2歳と一緒に行動しながらは正直無理!
最初から大人が1人、潔く別行動した方が早かったです。
びしょ濡れパレードにママが付き添ってしまった
夫がワッフルに並んでくれている間、遠くでベイマックスのパレードが始まりました。「ちょっと遠目で見せてくるわ~」と軽い気持ちで息子を連れて行ったんですが、適当に歩いてたまたま辿りついた場所がなぜか水が1番かかるエリアの最前列だったんです。
これが「きゃ~っ冷た~い♡」とかじゃなくて「ギャァアアア」っていうレベルで、とても1日の始まりに浴びていい量じゃないの。
既に頭から水を浴びている息子に「ママも一緒にやろ!」と言われたんですが、髪・服・化粧どうすんの? てか息子の着替えも濡れたら困るしとか考えたら、ムリムリムリ!!!と強めに引いてしまい…
そしたら思った以上に悲しい顔をさせてしまいました。
2回目のパレードはパパと一緒にずぶ濡れで楽しめたので良かったんですが、何で最初から交代しなかったんだろうと大反省でした。
アトラクションが大体怖かった
最初に乗ったウエスタンリバー鉄道は、ただのんびり乗るだけの平和なイメージがあったんですが、最後の方に真っ暗な恐竜のエリアがありました。これが想像以上に本格的すぎて、大人が見ても普通に怖い。しかも意外と長いんです。
息子は絶対泣くと思いきや真顔で眺めていたので、もしかして意外と平気なタイプ??と思ったんですが、実際は声も出ないほど怖くて固まっていただけだったようです。(可哀想すぎる)
初めてのアトラクションでいきなりそんな目にあったので一気にテンションが下がって、乗りたがっていたジャングルクルーズも「もう乗らない。おうち帰りたい。」と言い出してしまいました。
ハニーハントもそうなんですが、ランドのアトラクションって最初は平和に始まるのに後半怖い雰囲気になるのものが多くないですか??ガイドブックを見てもほとんどのアトラクションに「暗くなる」と注意書きがあって、全体的に思ったより子供向けじゃないよなぁと思います。
乗る予定のものは、事前にYouTubeなどでライド動画を最後まで見ておくべきでした。
昼寝しなかった
びしょ濡れトゥーンタウンで1時間遊んでいる間、私が別行動でベビーカーを借りてからご飯を買って合流しました。
眠さでフラフラしながらもしっかり食べ、スポーツドリンクをがぶ飲みして、着替えを拒否して大号泣し、やっとベビーカーに乗ったら即ウトウトし始めた息子。
寝る条件は揃っていて、もう100%いけると確信していたんですが…
いつまでも寝ない。
涼しい場所に入ると元気が復活して走り回り、迷惑なので外に出ると暑さでぐったりして機嫌が悪くなるという無限ループで、何も出来ずにただ時間が過ぎていきました。
昼寝の間に親はゆっくりコーヒーを飲んだりお土産を見たりアトラクションに並んだり出来るという算段だったので、それが一切できないまま息子に付き合い続けるのはかなりキツかったです。
結局グダグダしながら19時まで粘りましたがどうしても寝なくて、また「おうち帰りたい」が始まってしまったのでそこで断念。帰り際にお土産を見ることも許されなかったので、自分が欲しかった物や行きたかったお店には近寄ることもなく終わったことにモヤモヤ…
2歳でそこまで寝ないなんて想像していなかったのでどうしようもなかったですが、やっぱりもう少し早起きして開園すぐ入っていれば全体の流れが違ったかなぁ。
帰りの電車でついに電池切れした息子を抱っこして、汗だくでホテルまで帰るのもまた地獄でした。笑
早く閉まる店を把握していなかった
息子のお腹がすくタイミングや食べたいメニューを事前に予測するのは難しいので、レストランの予約はしていませんでした。なので息子がお腹すいたらアプリで近くの店を探してメニューを見せて、「これにする?」などやりとりをグダグダやってから店に向かっていたんです。
息子が寝ないから誰も休憩できてない状態で精神的に疲れきっていた時に、頑張って歩いていざ店に着いた瞬間「本日は受付終了しておりまーす!」と聞こえた時の絶望感ったらもう…。
18時までの店で、18時3分だったんです。外でメニュー選ぶ前に行ってれば間に合ってた。
しかも近くには他のお店が無かったので来た道を戻るしかなく、もう呆然としました。(でも食べるか念押ししてから行かないと後々面倒なことになるし、どうしたらよかったんだ??)
アプリの情報はよく見よう!!!
エントリー落選した時点でショーを諦めた
息子はジャンボリミッキーとクラブマウスビートが見たかったのでエントリーしたんですが、当然のようにあっさり落ちました!
当日の状況次第では立ち見できるらしいという話は知っていたんですが、実際どんな感じなのかは詳しく知らなかったのでそこで諦めてしまったんです。
というか「見られるかわからないけど行ってみる」という説明を理解した上で、その時間に合わせて現地に連れて行くというのは、うちの2歳には無理でした。
でもクラブマウスビートの最後の回の公演中にたまたま近くを通ったら、屋根がある場所で普通に見られそうな感じだったんですよね。
見たかったシーンが既に終わっている時間だったので結局諦めたんですが、これも1人が事前に別行動して様子を見に行ったらよかったなぁと思いました。
記念シールをもらいそこねた
初来園は一生に一度きりということで、パークデビューの記念シールを絶対もらいたかったんですが、キャストに声をかければいつでも貰えるだろうと後回しにしたのが失敗でした。
名前を書いてもらってちょっとお話して、というやりとりを落ち着いて出来そうなタイミングが、何だかんだで来ないまま終わってしまったんです…!! (今いける!という時に限って周りに忙しそうな人しかいなくて遠慮してしまったりとか)
着いてすぐに入り口近くの施設に寄って、元気なうちに済ませておくべきでした。
ついでにファーストライドのシールも貰わないまま終わりました。身長制限をクリアした子が記念にもらえる物と勘違いしていたんですが、どのアトラクションでも初めてならokなんですよね。これはもう完全なリサーチ不足です…
ディズニーリベンジはある?
こんな感じで我が家の初来園での反省点を並べてみましたが、どうですか。大変そうでしょ?笑
もうねー。あそこまで暑かったのは我々のせいではないんだけど、楽しみにしてた息子に悪いことしたなって、思い返しては泣けてくるくらい本当に後悔ばかりで。
正直もう家族でディズニーに行くことは二度と無いんだろうなって思ってたんです。
でもなんと、涼しいお家に帰って落ち着いた息子は、1週間過ぎたころからディズニーランドの思い出を口にし始めました!
それも最初は「ミッキーに会えなかったからさぁ」「恐竜こわかったからさぁ」とネガティブな話題だったのが、「これ食べたよね」「またミッキーに会いに行きたいんだ」と徐々に前向きなワードが出てきたんです。
えーっ!?そんなんさ・・・
ママも行きたいよ!!!(ちょろすぎる母)
というわけで、悲しい思い出を塗り替えるためにも今度は冬にリベンジしようかと密かに考えているところでございます。もし行けたらまた結果を報告します!笑
さいごに
息子は3歳になる歳ということで周りの友達もディズニーに行ったことがある子が多いんですが、話を聞くと「1つしか乗れなかった」「失敗だった」と皆似たようなことを言っていました。
遠方から初めて子連れで行って計画通りに楽しめる人は、意外と少ないのかもしれませんね。(ちょっと安心)
イヤイヤ期のディズニーデビューを成功させる1番のコツは「期待しない」ことなのかもしれません。

雰囲気を味わえれば何もいらない!くらいのつもりで、気楽に楽しめるといいですね♪